勃起のメカニズム
お酒を飲みすぎると、勃起に必要な栄養素が損なわれて勃起しにくくなってEDにつながりやすいということをお伝えしました(・・・お酒の飲み過ぎでEDになる!?リンク)。
勃起のメカニズムを見てみると、お酒の飲みすぎが、実は、脳にも影響しているようです。
EDとは、勃起がしにくくなった状態を言いますが、そもそも勃起とはどのように起こるのでしょうか。
脳を介して起こる勃起のメカニズム
① 性的刺激
↓
② 脳の興奮
↓
③ 仙髄の勃起中枢
↓
④ ペニスの動脈が開いて多量の血液が流入
↓
⑤ 同時に静脈が圧迫されて、出ていく血液がせき止められる
↓
⑥ ペニス内部の圧が高くなって勃起が起こる
※仙髄とは、背骨の一番下にある部分の神経。ちょうど、右と左の骨盤に挟まれているところ
性的刺激は視覚、聴覚、匂いなどからの情報を言います。実は匂いというのも性的刺激になるのですね。
様々な性的刺激は脳で感知します。ですので、お酒を大量に飲むと脳が性的刺激に対してマヒ状態となってしまいます。
いくら刺激があったとしても、脳で感知できないので、勃起はしません。
それだけではなく、もしも脳で性的刺激を受け取ることができたとしても、勃起中枢の仙髄が、お酒によってうまく働かない可能性もあります。
お酒は身体の神経を鈍らせてしまうので、勃起しにくい環境にしてしまうのです。
お酒は、EDの人にとって、まさに「百害あって一利なし」です。
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反射的に起こる勃起のメカニズム
ペニスや亀頭への直接の刺激は、脳を介さずに反射的に勃起をさせます。
亀頭というのは、ペニスの中でも特に感度のよいところで、勃起や射精もこの亀頭部分への刺激がトリガーとなって起こるとも言われています。
反射というのは、自分の意に背いて起こるものを言います。リハビリというわけではありませんが、EDの初期であれば、この反射利用すると改善が見込める場合もあります。
つまり、亀頭への直接の刺激と他の性的刺激の両方を取り入れながらセックスを楽しむのです。
具体的には、奥さんの協力が必要だったり、自分の身体の疲れ具合なども考えながら行える方法でしょう。
ただし、勃起をするための栄養素が、そもそもとして足りている必要があります。この方法はしっかり栄養はとって、可能であればお酒の生活習慣を変えることが大切になってきますね。
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まとめ
・お酒の飲み過ぎは、脳にも影響して勃起しにくくなってしまう
・勃起の起きる過程のどこかがうまく働かないとEDになりやすい
・ED初期の方には、反射的に起こる勃起のメカニズムを利用して改善するという方法もある
・ED改善のためには、栄養素を取ることが前提として大切